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ピアノ ブラームスの個性

ピアノの練習曲の作曲家としても有名な"ヨハネス=ブラームス"は多くのロマン派の作曲家と同じように、ベートーヴェンを崇拝していた。
彼の個性は、ベートーヴェンに近いものがあったという。

自然を愛し、たびたび散歩にでかけては、子供たちにキャンディをあげる。
その反面、大人に対しては、無愛想にふるまうことが多かったという。
自分の気持ちを素直に伝えることを苦手とし、自分の作品を語ることすらも嫌がるほどだった。

ピアニストとしては優れていたため、友人のサロンなどで、たびたび演奏を求められた。
しかし、その要求に応じることは多くなく、ときに応じたとしても、弾き飛ばして「早く終わらせてしまおう」といった様子を見せることが多かったという。
こうした性格から、時々人々を遠ざけた。

彼にはただ一人、グスタフ・イェナーという弟子がいた。
グスタフ・イェナーによると、音楽的に間違った音を弾くことをまったく許さず、曲の出来が悪いときは容赦のない罵倒をあびせられた。
しかし、そのあとで、励ましの言葉をかけるなど優しい一面もあったそうだ。

ブラームスは、作品が人気を博し経済的に豊かになっても、質素な生活を好んだ。
朝はプラーター公園に散歩に行き、昼どきには「赤いはりねずみ」というレストランに出かけるのが彼の習慣だったそうだ。

彼のすごいところは、自分は質素な生活を送る一方で、親戚たちへは金品を惜しみなく渡し、さらには匿名で多くの若い音楽家を支援したということだ。

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